北ア南部常念山脈 蝶ヶ岳(2677m) 2016年9月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 3:44 三股駐車場−−3:58 林道終点(三股)−−4:09 吊橋−−4:19 力水(水場)−−4:28 ゴジラの木−−5:21 まめうち平−−6:02 蝶沢(水場)−−7:10 大滝山分岐−−7:17 蝶ヶ岳ヒュッテ−−7:20 蝶ヶ岳(休憩) 10:07−−7:38 大滝山分岐 10:16−−10:47 蝶沢−−11:07 まめうち平−−11:30 ゴジラの木−−11:39 吊橋−−11:45 林道終点(三股)−−11:53 三股駐車場

場所長野県安曇野市/松本市
年月日2016年9月3日 日帰り
天候曇後晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場ゲート前の三股駐車場
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
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コメント三股駐車場から往復。本当はテントを背負ってどこか行きたかったが天候不安定のため日帰りに変更。山頂到着時はガスが流れていたが徐々に回復して一時は槍穂もガスが切れた。八ヶ岳や南アは稜線に雲がかかっていた




三股駐車場 林道終点
三股 吊橋
力水。最後の水場ではない ゴジラの木
まめうち平 常念岳山頂にガスがかかっている
蝶沢。ここが最後の水場 ダケカンバの紅葉が始まっている
ナナカマド。赤く紅葉せず部分的に茶色に枯ている 大滝山分岐
大滝山分岐で森林限界を突破 常念岳は完全にガスの中
蝶ヶ岳ヒュッテテント場 雷鳥かと思ったらキジバトだった
蝶ヶ岳が雲の下層ギリギリ。穂高は雲の中
焼岳は日が当たっている
蝶ヶ岳山頂 蝶ヶ岳ヒュッテとテント場
たぶん涸沢小屋 蝶ヶ岳から見た霞沢岳
蝶ヶ岳から見た水晶岳 蝶ヶ岳から見た野口五郎岳
蝶ヶ岳から見た北穂高小屋 蝶ヶ岳から見た富士山
蝶ヶ岳から見た槍穂。朝はガスって見えなかったがこの時が一番ガスが薄まり、その後またガスの中へ
蝶ヶ岳から見た大滝山
蝶ヶ岳から見た南側の展望(クリックで拡大)
蝶ヶ岳から見た八ヶ岳。早朝はこれくらい見えたがすぐに八ヶ岳主稜線は雲に覆われてしまった
蝶ヶ岳から見た南アルプス、乗鞍岳(クリックで拡大)。南ア主稜線はずっと雲に覆われて各ピークは見えなかった
蝶ヶ岳から見た南ア深南部。中ノ尾根山まで見えた
蝶ヶ岳から見た妙高山〜新潟焼山
帰りの蝶ヶ岳。たくさんの人で賑わっていた 帰りの蝶沢
帰りのまめうち平 林道終点。車が増えていた
駐車場到着。空きあり


 今週末は天気予報がイマイチで日曜はダメそうで土曜も良くないが、早い時刻ならかろうじて雨に降られないだろうと日帰りで出かけることにする。天気予報は後立山は周囲より悪いため没、少し南に離れたエリアでガスって何も見えなくても残念ではない程度に登れる山ということで蝶ヶ岳にした。今年2回目だがアルプス日帰りで標高差が少ない場所だと数は限られる。

 金曜夜の三股駐車場はまだ空きが多い。日中に日影になりそうな南側を確保、まあ、現状の天気予報では明日晴れる心配はしなくていいだろうが。夜中や明け方には次々と車が上がってきて駐車場はいっぱいになった。さすが人気エリアだ。既に路肩にも列ができていた。

 まだ真っ暗な中を出発。最近は毎週このパターンなので手馴れたものだ。念のためにゴアの他に傘を持っていくことにする。風が無ければ蒸れなくてこちらの方が快適なので。

 吊橋を渡って力水を通過すれば沢沿いから離れて尾根道を目指す。ゴジラの木は相変わらず健在。尾根に乗ってから徐々に明るくなってライトが不要になる。前回登ったときより日の出の時刻は遅くなっていて、今回は周囲に登山者の姿はない。

 まめうち平を通過、水平移動で尾根から離れて斜面を大きくジグザグに登る。蝶沢は前回より水量が減っているが水が得られる。この分だと冬に雪に埋もれる時期を除いて年中無休だろう。この時間は休憩する登山者の姿はない。上空は雲に覆われているが北に見えている常念岳は山頂付にガスがかかっている程度で、この分なら蝶ヶ岳山頂は展望があるかもしれない。少なくとも雨の心配はなさそうだ。

 やがてダケカンバが混じるようになるが僅かに紅葉が始まって黄色く色づき始めているが何かおかしい。葉を良く見ると部分的に茶色く枯れてしまっている。ナナカマドの葉も同じで、こちらはまだ赤みが無いが面積の半分くらいが茶色に枯れている。過去の経験では台風等の強風で紅葉せず枯れた例は八ヶ岳で見たことがある。今回の原因がそれかどうか不明だが、この付近は今年の紅葉はあまり期待できないかもしれない。

 大滝山分岐で森林限界を突破、ハイマツ帯を抜ければ蝶ヶ岳ヒュッテのテント場。今回は数張あった。残念ながらこの時間になると雲の高さが低くなりこの付近もガスがかかりだした。南西の風がやや強く湿った空気が入っているようだ。このパターンは下界は晴れても高い場所の稜線は雲がかかることがある。

 僅かに登って蝶ヶ岳山頂に到着。山頂はガスがギリギリかかるかかからないかであり、八ヶ岳や南アルプスがチラチラ見えたり見えなかったりだ。南アの稜線はガスがかかっているようで甲斐駒以外の山頂の形が見えなかった。八ヶ岳は最初は編笠山は山頂が見えていたが時間経過とともに山頂付近はガスがかかってしまった。やはり今日は湿った空気が入っているようだ。

 残念ながら穂高は雲の中だが穂高の山肌には日が当たっているので、もしかしたらあちらの稜線は晴れているかもしれない。穂高から見ると梓川の谷より東が雲海で覆われているのかも。焼岳は明らかに晴れのエリアだ。ここから天気はいい方向に向かうのか下り坂に向かうのかは分からないが、休憩しながら少し待つことにした。風が当たらない東側のハイマツの縁に陣取る。まだ早い時刻なので山頂にやってくる登山者は少ない。

 しばらくすると蝶ヶ岳付近のガスは徐々に取れてきた。それとともに風が弱まり、頭上を覆う雲も徐々に薄くなってきたようだ。やがて槍や穂高が顔を出すようになり、最後まで隠れていた奥穂も短時間ながら姿を見せてくれた。その後は再び穂高の稜線は雲がかかるようになってしまったが頭上は青空で、天気予報よりいい天気になった。何時の間にか周囲の登山者の数は増えていて、真の山頂で休む人はいないが穂高が良く見える西側斜面に陣取っている姿が多く見られた。静岡の島田からやってきたという3人の学生パーティーとはしばし歓談。こちら方面は初めてとのことで、穂高の荒々しい姿も初めてとのこと。南アではこんな場所はないし、北アでもここしか見られない険しさだろう。彼らは今日は常念小屋までとのことだった。

 天気が回復し充分に展望を楽しめたので下山開始。まだまだ登ってくる登山者が多い。あちこちで休憩中の姿を見かけたが、当然ながら登りの人であろう。まだ気温が高く下りとは言え汗が噴出し、吊橋手前の沢で濡れタオルで汗を洗い流してさっぱりする。駐車場に到着すると空きができていた。三股駐車場が満杯の場合、少し下ったカーブに数台の駐車余地があり、さらに下がった場所に広い駐車場があるが、そちらもかなり車が入っていた。

 

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